マシンを物理サーバーとして Azure に移行する

この記事では、Azure 移行と最新化ツールを使用して、物理サーバーとしてのマシンを Azure に移行する方法を説明します。 マシンを物理サーバーとして扱って移行することは、さまざまなシナリオで役立ちます。

  • オンプレミスの物理サーバーを移行する。
  • Xen や KVM などのプラットフォームで仮想化された仮想マシン (VM) を移行する。
  • Hyper-V または VMware のエージェントレス移行プロセスが使用できない場合は、Hyper-V または VMware の仮想マシンを移行してください。
  • プライベート クラウドで実行されている VM を移行する。
  • アマゾン ウェブ サービス (AWS) や Google Cloud Platform (GCP) などのパブリック クラウドで実行されている VM を移行する。

このチュートリアルでは、以下の内容を学習します。

  • Azure Migrate を使用するために、必要なアクセス許可を Azure に設定してください。
  • 移行するマシンの要件を確認する。 マシンを検出して Azure に移行するために使われる Azure Migrate & Modernize レプリケーション アプライアンス用にマシンを準備する。
  • レプリケーション アプライアンスを設定します。
  • 移行したいマシンにモビリティ サービスをインストールします。
  • 移行の実行を開始します。
  • 移行を追跡および監視します。
  • すべてが想定どおりに動作していることを確認するためにテスト移行を実行します。
  • 完全な VM 移行を実行します。

チュートリアルでは、概念実証をすばやく設定できるように、シナリオの最も簡単なデプロイ パスを示します。 チュートリアルでは、可能な限り既定のオプションを使用しており、使用可能な設定とパスをすべて示しているわけではありません。 詳細な手順については、Azure Migrate & Modernize のハウツー記事を参照してください。

Azure サブスクリプションをお持ちでない場合は、開始する前に 無料アカウント を作成してください。

前提条件

準備:

  1. 既存のプロジェクトに移動するか、 新しいプロジェクトを作成します
  2. 移行用の物理サーバーを Azure準備して検出するためのチュートリアルを完了します。
  3. Azureにサーバーを移行する前に、物理サーバー チュートリアルを完了することをお勧めします。
  4. Azure アカウントのアクセス許可の確認。 以下の権限が必要です:
    • VM の作成。
    • Azure マネージド ディスクに書き込む。
  5. プロジェクトを作成し、検出、評価、移行を実行するために必要な Azure Migrate の組み込みロールとアクセス許可の詳細については、「 Azure Migrate 用の Azure アカウントを準備する」を参照してください。
  6. Microsoft Entra IDにレプリケーション アプライアンスを登録するアクセス許可を割り当てます。 詳細については、 必要なアクセス許可を参照してください。

さらに、

  • 移行アーキテクチャを確認します。
  • Windows Server 2008 サーバーの Azure への移行に関連する制限事項を確認します。

Windows Server 2008、2008 R2、2012、および 2012 R2 はサポート終了 (EOS) に達しました。 使用状況を確認し、それに応じて OS のアップグレードと移行を計画します。 詳細については、サポート終了情報を参照してください。

Windows オペレーティング システムのアップグレードを計画している場合、アップグレードが失敗した場合、エラーの詳細について Azure Migrate & Modernize によって Windows SetupDiag ユーティリティがダウンロードされる場合があります。 移行後に Azure で作成された VM が SetupDiag にアクセスできることを確認します。 SetupDiag にアクセスできない場合は、OS アップグレード失敗の詳細なエラー コードを取得できない可能性がありますが、アップグレードは続行できます。

Azure ネットワークを作成する

重要

仮想ネットワークはリージョン サービスであるため、目的のターゲット Azure リージョンに仮想ネットワークを作成してください。 たとえば、オンプレミス環境から米国東部の Azure リージョンへの VM のレプリケートと移行を計画している場合は、ターゲット仮想ネットワークを米国東部リージョンに "作成する必要があります"。 異なるリージョンの仮想ネットワークを接続するには、 仮想ネットワーク ピアリングに関するページを参照してください。

Azure 仮想ネットワークを設定します。 Azure にレプリケートすると、Azure VM が作成され、移行の設定時に指定した Azure 仮想ネットワークに接続されます。

移行を準備する

物理サーバーの移行を準備するには、次のことを確認します。

  • マシンの要件を確認する: 物理サーバーの移行でソース マシンがサポートされていることを確認します。
  • レプリケーション アプライアンスを設定する: 物理サーバーの移行では、エージェントベースの移行を実行するために個別のレプリケーション アプライアンスが必要です。 検出用に作成されたAzure Migrate アプライアンスを使用して、物理サーバーの移行を実行することはできません。

移行のためのマシン要件の確認

マシンが Azure に移行するための要件を満たしていることを確認します。

物理マシンを移行すると、移行およびモダン化ツールは、Azure Site Recovery のエージェントベースのディザスター リカバリーと同じレプリケーション アーキテクチャを使います。 一部のコンポーネントは同じコード ベースを共有します。 一部のコンテンツは、Site Recovery のドキュメントにリンクされている場合があります。

  1. 物理サーバーの要件を確認します。

  2. Azure にレプリケートするオンプレミスのマシンが Azure VM の要件に準拠していることを確認します。

  3. VM を Azure に移行する前に、いくつかの変更を加える必要があります。

    • 一部のオペレーティング システムでは、これらの変更が Azure Migrate & Modernize によって自動的に行われます。
    • 移行を開始する前にこれらの変更を行います。 変更を行う前に VM を移行すると、Azure で VM が起動しない可能性があります。 行う必要がある WindowsLinux の 変更を確認します。

レプリケーション アプライアンス用のマシンの準備

Azure Site Recovery レプリケーション アプライアンスは、マシンを Azure にレプリケートするために使用されます。 詳細については、こちらをご覧ください

新しいアプライアンスを設定するには、PowerShell のインストーラー スクリプトを使用できます。 ハードウェアソフトウェアの要件、およびその他の前提条件を満たしていることを確認します。

レプリケート対象のソース マシンや、以前にインストールした可能性がある Azure Migrate: 検出および評価アプライアンスには、レプリケーション アプライアンスをインストールしないでください。

レプリケーション アプライアンスを設定する

重要

クラシック レプリケーション アプライアンスは、2026 年 9 月 30 日に廃止されます。

  • 既存のレプリケーションの最終的な復旧ポイントは、2026 年 5 月 31 日です。
  • これらのレプリケーションの移行サポートは、2026 年 9 月 30 日まで継続されます。
  • すべての新しいエージェント ベースの移行には、簡略化されたアプライアンスを使用する必要があります。

このセクションでは、PowerShellインストーラースクリプトをダウンロードして簡易アプライアンスを設定する方法を説明します。

  1. Azure Migrate プロジェクト >Execute>Migration で、Start execution を選択します。

  2. 「意図を指定する」の「移行したいもの」の「サーバー」または「仮想マシン(VM)」を選択します。 移行先の場所で、Azure VM を選択します。

  3. ワークロードの選択方法」の「 その他のソース」の「 複製アプライアンスから(物理またはその他)」を選択してください。 ページで使用可能なリンクを選択して、セットアップを開始します。

  4. セットアップページでは、前のステップで選択した仮想化タイプ(物理)に基づいて事前に入力されています。

  5. [ターゲット リージョン] で、マシンを移行する Azure リージョンを選択します。

  6. [移行のターゲット リージョンがregion-nameされていることを確認する] を選択します。

  7. [リソースの作成] を選択します。 このアクションにより、バックグラウンドで Azure Site Recovery コンテナーが作成されます。

    リソースを作成 」ボタンを選択した後は、このプロジェクトのターゲット地域を変更できず、その後のすべての移行はこの領域に移ります。

PowerShell を使用してアプライアンスを設定する

このセクションではPowerShellを使ってアプライアンスを設定する方法を説明します。

  1. ポータルまたは指定された リンクからインストーラーをダウンロードし、環境内で作成したレプリケーション アプライアンスに配置します。 アプライアンスが 要件を満たしていることを確認します。

  2. コンポーネントを解凍して抽出します。

  3. DRInstaller.ps1 PowerShell スクリプトを管理者として実行します。

アプライアンスを登録する

アプライアンスが作成されると、 Microsoft Azure Appliance Configuration Manager が自動的に起動します。 インターネット接続、時刻同期、システム構成、グループ ポリシーなどの前提条件を検証します。

  • CheckRegistryAccessPolicy - レジストリ編集ツールへのアクセスを阻止します

    • キー: HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System
    • DisableRegistryTools値が0であるべきではありません。
  • CheckCommandPromptPolicy - コマンドプロンプトへのアクセスを阻止します

    • キー: HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\System
    • DisableCMD値は0であるべきです。
  • CheckTrustLogicAttachmentsPolicy - 添付ファイルの信頼ロジック。

    • キー: HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Attachments
    • UseTrustedHandlers値が3に等しくあってはいけません。
  • CheckPowershellExecutionPolicy - スクリプトの実行を有効にします。

    • PowerShellの実行ポリシーは AllSignedやRestrictedに設定すべきではありません。
    • グループポリシー 「スクリプト実行アタッチメントマネージャー をオンにする」が「無効化」や「 署名付きスクリプトのみ許可」に設定されていないことを確認してください。

アプライアンスを登録するには、次の手順に従います。

  1. アプライアンスでインターネット アクセスにプロキシを使用する場合は、[プロキシを使用してインターネットに接続する] オプションを切り替えてプロキシ設定を構成します。

    • すべての Azure Site Recovery サービスは、これらの設定を使用してインターネットに接続します。

    サポートされるのは HTTP プロキシのみです。

  2. 継続的な接続を維持するために、Azure Site Recovery レプリケーション アプライアンスから 必要な URL が 許可され、到達可能であることを確認します。

  3. 前提条件が検証された後、アプライアンスは次のステップですべてのコンポーネント情報を取得します。 すべてのコンポーネントの状態を確認し、[ 続行] を選択します。

  4. 詳細を保存し、アプライアンスの接続方法の選択に進みます。 FQDN または NAT IP のいずれかを選択して、アプライアンスとの通信方法を定義できます。

     レプリケーション アプライアンスの接続を選択する方法を示すスクリーンショット

  5. 接続の詳細を保存したら、[ 続行 ] を選択して Microsoft Azure での登録を続行します。

  6. 前提条件が満たされていることを確認し、登録を続行します。

    スクリーンショットに、リカバリ サービス コンテナーを含むレジストリを示します。

  7. アプライアンスのフレンドリ名: Azure portal の Recovery Services コンテナー インフラストラクチャで、このアプライアンスを追跡するためのフレンドリ名を指定します。

    一度設定した名前は変更できません。

  8. Azure Migrate レプリケーション アプライアンス キー: ポータルの検出画面からキーをコピーします。

    生成されたキーを示すスクリーンショット

  9. キーを貼り付けた後、[ログイン] を選択 します。 新しい認証タブにリダイレクトされます。既定では、[ アプライアンス構成マネージャー ] ページに認証コードが生成されます。 認証タブで次のコードを使用します。

  10. Microsoft Azure の資格情報を入力して登録を完了します。

  11. 登録が成功したら、タブを閉じて アプライアンス構成マネージャー に戻り、セットアップを続行できます。

    Microsoft コードを示すスクリーンショット。

    認証コードは、生成から 5 分間で期限切れになります。 この期間を超えて非アクティブな状態が発生した場合は、Azure に再ログインするように求められます。

  12. 正常にサインインすると、サブスクリプション、リソース グループ、Recovery Services コンテナーの詳細が表示されます。

  13. 続行を選択して続行します。

    回復サービスに登録する方法を示すスクリーンショット

  14. 登録が成功したら、 vCenter の詳細の構成に進みます。

    スクリーンショットは、vcenter 情報を提供する方法を示しています

  15. vCenter 情報を入力するには、[ vCenter Server の追加] を選択します。

  16. vCenter のサーバー名または IP アドレス (ポート番号を含む) を入力し、ユーザー名、パスワード、および識別しやすい名前を指定してください。 この情報は、vCenter で管理されている仮想マシンの詳細を取得するために使用されます。 ユーザー アカウントの詳細は暗号化され、コンピューターにローカルに格納されます。 詳細については、こちらをご覧ください

    複数のアプライアンスに同じ vCenter Server を追加する場合は、すべてのアプライアンスで同じフレンドリ名が使用されていることを確認します。

  17. vCenter 情報を正常に保存したら、[仮想マシンの資格情報の 追加] を選択して、vCenter を介して検出された VM のユーザーの詳細を指定します。

    • Linux OS の場合は、ルート資格情報を指定してください。
    • Windows OS の場合は、管理特権を持つユーザー アカウントを追加する必要があります。 これらの資格情報は、レプリケーションの有効化操作中にモビリティ エージェントのインストールをソース VM にプッシュするために使用されます。 資格情報は、レプリケーションの有効化ワークフロー中に Azure portal で VM ごとに選択できます。
    • アプライアンスコンフィギュレーターにアクセスして、コンピューターにアクセスするための資格情報を編集または追加します。
  18. vCenter の詳細を追加したら、[ 物理サーバーの詳細の指定 ] を展開して、保護する物理サーバーに関する情報を追加します。

     スクリーンショットは、物理サーバーの詳細を提供します

  19. [ 資格情報の追加] を選択して、保護するマシンの資格情報を追加します。 オペレーティング システム、資格情報のフレンドリ名、ユーザー名、パスワードなど、必要なすべての詳細を指定します。 ユーザー アカウントの詳細は暗号化され、コンピューターにローカルに格納されます。

  20. 最後に、[追加] を選択 します

    物理サーバー資格情報を追加する方法を示すスクリーンショット

  21. [ サーバーの追加] を選択して、物理サーバーの詳細を追加します。 マシンのIPアドレスまたはFQDNを入力してください。

  22. 資格情報アカウントを選択し、[追加] を選択します。

    物理サーバーの詳細を追加する方法を示すスクリーンショット

Mobility Service エージェントをインストールする

VMware 仮想マシンおよび物理サーバーに対してレプリケーションを有効にすると、各オンプレミス マシンに Mobility Service がインストールされます。 モビリティ サービスはデータをキャプチャしてマシンに書き込み、Site Recovery プロセス サーバーに転送します。

Mobility Service は、Mobility Service エージェント ソフトウェアを使用してインストールできます。 以下のデプロイ方法が利用可能です。

  • プッシュ インストール: Azure portal で保護が有効になっている場合、Site Recovery によってモビリティ サービスがサーバーにインストールされます。
  • 手動インストール: ユーザー インターフェイス (UI) または コマンド プロンプトを使用して、各マシンにモビリティ サービスを手動でインストールできます。
  • 自動展開: Configuration Manager などのソフトウェア展開ツールを使用して、モビリティ サービスのインストールを自動化できます。

Mobility Service エージェントのインストールについて詳しくはこちらをご覧ください

移行の実行

ポータルでは、レプリケーションのために一度に最大 10 台のマシンを選択できます。 レプリケートするマシンがそれより多い場合は、10 台をひとまとまりとしてグループ化してください。

  1. Azure Migrate プロジェクト >Execute>Migration で、Start execution を選択します。

  2. [意図の指定] ページの [ 移行対象] で、[サーバーまたは仮想マシン (VM)] を選択します。 [移行先の場所で、VM Azure選択します。

  3. [ ワークロードの選択方法] で、次のいずれかのオプションを選択します。

    • 既存のAzure Migrateアプライアンスをお持ちの場合は、以下のいずれかを選択してディスカバリー方式に進みます。
      • すべてのインベントリから サーバーを手動で選択します。
      • 評価から既存の評価 を使用します。
    • 既存のAzure Migrateアプライアンス(評価、ウェーブプランニング、その他の計画機能に必要)を持っておらず、エージェントベースの移行を直接実行したい場合は、「From a replication appliance(物理的またはその他の)」を選択してください。 レプリケーション アプライアンスのセットアップを完了した場合は、 ワークロードに進むことができます。 それ以外の場合は、前のセクションで説明した手順に従ってセットアップを完了します。
  4. 探索方法で、ソース環境 (物理) に一致するアプライアンスを選択し、[次へ] を選択します。

  5. ワークロードの場合:

    • ターゲット VM のセキュリティの種類を選択します。
      • Azure Migrate では、トラステッド起動仮想マシン (TVM) への移行がサポートされています。 既定では、対象となる VM が TVM として移行されます。 これらの VM では、セキュア ブートや仮想 TPM などの強化されたセキュリティ機能が追加料金なしで提供されます。
      • また、対象となるマシンを機密仮想マシン (プレビュー) に移行することもできます。 詳細については、こちらをご覧ください機密仮想マシンを選択すると、対象となるサーバーのみが選択可能で、それ以外はグレーアウトされます。
    • ドロップダウン メニューから設定したレプリケーション アプライアンスを選択するか、前のセクションで説明した手順を参照して新しいレプリケーション アプライアンスを設定します。
      • [ゲスト資格情報] で、Mobility Serviceのプッシュ インストールに使用する VM 管理者アカウントを指定します。
    • 次に、レプリケートする VM を選択した後、[ 次へ ] を選択します。
  6. [ターゲット設定] で、移行するサブスクリプションとターゲット リージョンを選択し、移行後にAzure VM が存在するリソース グループを指定します。 次の設定を完了します。

    • ストレージ アカウント: ポータルによってプロジェクト用に自動的に作成されるキャッシュ ストレージ アカウントを使用するには、既定のオプションをそのまま使用します。 レプリケーションに別のストレージ アカウントを使用するには、ドロップダウン リストから選択します。

    • Azure Migrate プロジェクトの接続方法としてプライベート エンドポイントを使用する場合は、Recovery Services コンテナーにキャッシュ ストレージ アカウントへのアクセス権を付与します。 詳細情報
    • プライベート ピアリングによる ExpressRoute を使用してレプリケートするには、キャッシュ ストレージ アカウント用のプライベート エンドポイントを作成します。 詳細情報
    • Azure ハイブリッド特典: Azure ハイブリッド特典を適用し、対象となるWindows Serverまたは Enterprise Linux ライセンスを使用して、従量課金制のコストに対して最大 76% を節約します。 ライセンス (Windows Server ライセンスまたは Enterprise Linux ライセンス) に該当するボックスをオンにします。

    • 仮想ネットワーク: 移行後にAzure VM が参加するAzure仮想ネットワークとサブネットを選択します。

    • 可用性オプション: 次のいずれかのオプションを選択します。

      • アベイビリティゾーンは 、移行したマシンをそのリージョン内の特定のアベイビリティゾーンにピン留めします。 マルチノード アプリケーション層の一部であるマシンをAvailability Zonesに分散するには、このオプションを使用します。 このオプションを選択した場合は、[コンピューティング] タブで選択した各マシンの可用性ゾーンを指定します。このオプションは、選択したターゲット リージョンがAvailability Zonesをサポートしている場合にのみ使用できます。
      • 可用性セットは 、移行されたマシンを可用性セットに配置します。 選択したターゲット リソース グループには、1 つ以上の可用性セットが含まれている必要があります。
      • インフラストラクチャの冗長性は必要ありません。移行されたマシンにAvailability Zonesまたは可用性セットが不要な場合は、このオプションを選択します。
    • [ セキュリティの詳細] で、

      • 選択したターゲット セキュリティの種類が Standard または Trusted Launch 仮想マシンの場合:

        • セキュア ブート は既定で有効になっています (推奨)。 このオプションを削除することもできます。 次に、 ディスク暗号化の種類 の選択に進みます。
      • 選択したターゲット セキュリティの種類が Confidential 仮想マシンの場合:

        • 必要に応じて、OS ディスクを機密性の高い方法で暗号化することもできます。 この暗号化により、ディスク暗号化キーを仮想マシンの TPM にバインドし、ディスク コンテンツに VM のみがアクセスできるようにする追加の暗号化レイヤーが提供されます。
        • この暗号化を有効にするには、[ Confidential compute encryption]\(コンフィデンシャル コンピューティング暗号化 \) オプションをオンにして、 OS ディスク暗号化の種類 の選択に進みます。 それ以外の場合は、 ディスク暗号化の種類 の選択に進みます。
        • OS ディスク暗号化の種類 で、次を選択してください:
          • プラットフォーム マネージド キーを使用した保存時の暗号化(機密コンピューティングの暗号化 を選択しなかった場合の既定値)
          • プラットフォームマネージド キーを使用した機密暗号化 (Confidential コンピューティング暗号化を選択した場合に使用可能)
          • カスタマー マネージド キーを使用した機密暗号化 ([ 社外秘コンピューティング暗号化] を選択した場合に使用可能)

            機密 OS ディスクの暗号化は、RHEL および Rocky Linux VM ではサポートされていません。 OS ディスクの暗号化が必要な場合は、選択からこれらの VM を削除します。

      • [ディスク暗号化の種類] で、次を選択します。

        • プラットフォーム管理キーを使用した静止データ暗号化
        • カスタマー マネージド キーを使用した保存時の暗号化
        • プラットフォーム マネージド キーとカスタマー マネージド キーを使用した二重暗号化

    • カスタマー マネージド キー (CMK) を使用して VM をレプリケートするには、ターゲット リソース グループの下に ディスク暗号化セットを作成 します。 ディスク暗号化セット オブジェクトは、SSE に使用する CMK を含む Key Vault にマネージド ディスクをマップします。
    • シード ディスクは、カットオーバー前のレプリケーション/ステージング中にAzureに作成されます。 暗号化すると、Azureに存在している間、最初の書き込みから直接データが保護されます。 ディスク暗号化の種類の設定は、最終的な移行後にシード ディスクとマネージド ディスクの両方に適用されます。
  7. コンピューティングで、VM 名、サイズ、OS ディスクの種類、可用性の構成を確認します (前の手順で選択した場合)。 VM は、Azure要件に準拠している必要があります。

    • VM サイズ: 評価の推奨事項を使用している場合は、VM サイズのドロップダウンに推奨サイズが表示されます。 それ以外の場合Azure Migrate、Azure サブスクリプション内の最も近い一致に基づいてサイズを選択します。 または、 Azure VM サイズで手動サイズを選択します。
    • OS ディスク: VM の OS (ブート) ディスクを指定します。 OS ディスクには、オペレーティング システムのブートローダーとインストーラーが含まれています。
    • 可用性ゾーン: 使用する可用性ゾーンを指定します。
    • 可用性セット:使用する可用性セットを指定します。
    • 容量予約: ターゲット サブスクリプションと場所に VM SKU の容量予約が既にある場合は、このデプロイ用にここで指定します。 容量予約により、移行を開始するときに必要な VM SKU を使用できるようになります。 ここで予約を関連付けるか、この手順をスキップして、移行中に後で構成することができます。 SKU の容量予約は、ターゲット サブスクリプションと場所内の任意のリソース グループに含めることができます。 詳細については、こちらをご覧ください
  8. [ディスク] で、VM ディスクを Azure にレプリケートするかどうかを指定し、Azure のディスクの種類 (Premium v2、Ultra Disk、Standard SSD、Standard HDD、Premium Managed Disks) を選択します。 次に次へを選択します。

    • レプリケーションからディスクを除外できます。
    • ディスクを除外すると、移行後に Azure VM 上に存在しなくなります。
    • モビリティ エージェントがそのサーバーに既にインストールされている場合は、ディスクを除外できます。 詳細については、こちらをご覧ください
  9. [タグ] で、仮想マシン、ディスク、NIC にタグを追加することを選択します。

  10. [ 実行の確認と開始] で設定を確認し、[ 確認して実行を開始 ] を選択して、サーバーの初期レプリケーションを開始します。

追跡して監視する

  1. Azure Migrate プロジェクトで、[> Migrations の実行] に移動します。 [ アプリケーション別に表示] または [ワークロード別に表示] を使用して、項目のグループ化方法を切り替えます。

  2. レプリケーションは、次のように行われます。

    1. Startレプリケーションジョブが正常に完了すると、マシンはAzureへの初期レプリケーションを開始します。
    2. 初期レプリケーション中に、VM スナップショットが作成されます。 スナップショットのディスク データは、Azure のレプリカ マネージド ディスクにレプリケートされます。
    3. 初期レプリケーションが完了すると、差分レプリケーションが開始されます。 ソース ディスクに対する増分変更は、Azure のレプリカ ディスクに定期的にレプリケートされます。
  3. 実行の進行状況は、 実行ステージ実行状態に表示されます。

    • 実行ステージ: 準備、テスト、または完了。
    • 実行状態: 進行中、エラー中、アクション保留中、または完了。
  4. 実行の進行状況は、実行ステージの 3 つの ステージで追跡されます。

    1. 準備:

      • レプリケーションが有効になっているサーバーは、初期レプリケーション (データ レプリケーション) の進行中に準備ステージに残ります。
      • 必要に応じて、サーバーのドリルダウン ブレードで使用可能なドロップダウンを使用して、レプリケーションの 停止レプリケーションの開始 操作をこのステージで実行できます。
      • 初期レプリケーションが完了すると、サーバーは テスト ステージに移動します。

      [準備] ステージを示すスクリーンショット。

    2. テスト:

      • 初期レプリケーションが完了し、差分レプリケーションが進行中のサーバーは、 テスト ステージに移動します。
      • 実際の移行の前に、テスト仮想ネットワークでテスト移行を実行することを選択できます (推奨)。
      • [完了] ドロップダウン メニューで使用できるアクションを使用して、テスト ステージをスキップし、直接移行を開始できます。
    3. 完了:

      • テスト移行が完了またはスキップされたサーバーは、このステージに移動します。 これらのサーバーに対して最終的な移行 (カットオーバー) を実行できます。
      • 移行が完了したら、 完全な移行 を実行し、サーバーのドリルダウン ブレードで使用可能なドロップダウンを使用して移行リソースをクリーンアップします。

テスト移行を実行する

差分レプリケーションが開始されるとき、Azure への完全な移行を実行する前に、VM のテスト移行を実行できます。 各マシンで少なくとも 1 回は、移行前にこれを実行することを強くお勧めします。

  • テスト移行を実行すると、移行元 (オンプレミスまたは AVS) マシンに影響を与えずに移行が正常に動作するかどうかが確認されます。このマシンは動作し続け、レプリケートを続行します。
  • テスト移行は、複製されたデータを使ってAzure VMを作成することで移行をシミュレートします(通常はAzureサブスクリプション内の非本番の仮想ネットワークに移行します)。
  • レプリケートされたテスト Azure VM を使用して、移行を検証し、アプリのテストを実行して、完全な移行前に問題に対処することができます。

テスト移行を実行するには、次のようにします。

  1. Azure Migrateプロジェクトでは、「実行>移行」欄でサーバー名を選択し、Workloads列からサーバー名を選択します。

  2. ドリルダウン メニューの [ テスト ] ドロップダウンで、[ テスト移行の開始] を選択します。

  3. テスト移行では、テスト中にAzure VMが所在するAzure仮想ネットワークを選択します。 本番環境でない仮想ネットワークの使用を推奨します。

  4. 移行された VM 上の各ネットワーク インターフェイス カード (NIC) に関連付けるサブネットを選択します。

  5. テスト移行中に Windows Server OS をアップグレードするオプションがあります。 アップグレードするには、[ 利用可能なアップグレード ] オプションを選択します。

  6. 表示されたウィンドウで、アップグレード先の OS バージョンを選択し、[ 適用] を選択します。 詳細については、こちらをご覧ください

  7. [ 移行のテスト ] を選択してジョブを開始します。 ポータルの [実行状態] でジョブの状態を監視します。 テスト移行が完了したら、サーバーに移動し、[テスト] ドロップダウンから [ テスト移行のクリーンアップ ] を選択して 、テスト リソースをクリーンアップします。

    • SQL IaaS Agent Extensionを活用して自動パッチ適用、自動バックアップ、ライセンス管理の簡素化を活用するには、SQL Serverを実行しているサーバーをSQL VM RPで登録してください。
    • [実行移行] ページの [>] 列でサーバーを選択します。 [コンピューティングとネットワークの設定] で、SQL IaaS 拡張機能への登録に関連付けられているチェック ボックスをオンにします。
    • SQL Serverのインスタンスがアクティブなソフトウェア保証やSQL Serverサブスクリプションでカバーされており、移行予定のマシンにそのメリットを適用したい場合は、SQL ServerのAzure Hybrid特典を選択してください。

VM の移行

テスト移行が期待どおりに動作することを確認したら、ソース マシンを移行できます。

  1. Azure Migrateプロジェクトでは、「実行>移行」欄でサーバー名を選択し、Workloads列からサーバー名を選択します。
  2. ドリルダウン メニューの [ 完了] ドロップダウンで、[ 移行] を選択します。
  3. [ 移行>仮想マシンをシャットダウンし、データ損失なしで計画的な移行を実行するには、[ はい] を選択します。
    • デフォルトでは、Azure MigrateはソースVMをシャットダウンし、前回のレプリケーション以降に発生したVMの変更を同期するためにオンデマンドレプリケーションを実行します。 このプロセスにより、データ損失がなくなります。
    • VM をシャットダウンしたくない場合は、[いいえ] を選択します。
  4. 移行中に Windows Server OS をアップグレードするオプションがあります。
  5. アップグレードするには、[ 利用可能なアップグレード ] オプションを選択します。 表示されたウィンドウで、アップグレード先の OS バージョンを選択し、[ 適用] を選択します。 詳細については、こちらをご覧ください
  6. ターゲット サブスクリプションと場所に VM SKU の容量予約が既にある場合は、このデプロイ用にここで指定します。 容量予約により、移行を開始するときに必要な VM SKU を使用できるようになります。 SKU の容量予約は、ターゲット サブスクリプションと場所内の任意のリソース グループに含めることができます。 詳細については、こちらをご覧ください
  7. 設定が完了したら、[ 移行] を選択します。 サーバーの移行ジョブが開始されます。 Azure 通知でジョブを追跡します。
  8. ジョブが完了したら、完了ステージで追跡される [移行] ページからサーバーを表示および管理できます。

移行を完了する

  1. 移行が完了したら、サーバーのドリルダウン ページを開きます。 [完了] で、[移行の完了] を選択します。 このアクションにより、ソース マシンのレプリケーションが停止され、VM のレプリケーション状態情報がクリーンアップされます。
  2. Azure VM での Windows ライセンス認証に関する問題を確認してトラブルシューティングします
  3. ホスト名、データベース接続文字列、および Web サーバー構成の更新など、移行後のアプリの微調整を実行します。
  4. Azure で現在実行されている移行後のアプリケーション上で、最終的なアプリケーションと移行の受け入れテストを実行します。
  5. 移行された Azure VM インスタンスにトラフィックを切り替えます。
  6. ローカル VM インベントリからオンプレミスの VM を削除します。
  7. ローカル バックアップからオンプレミスの VM を削除します。
  8. Azure VM の新しい場所と IP アドレスを示すように内部ドキュメントを更新します。

移行後のベスト プラクティス

次のステップ

Azure のクラウド導入フレームワークでクラウド 移行の過程 を調査します。